地震に強い建築

building to withstand earthquakes

構造一級建築士による構造設計。

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建築の総合的な視点からの構造計画を。

 


構造から考える設計士と建てる建築

JOアーキテクツでは、自然現象的に重力が存在して建築物が成り立つ以上、構造設計にも重点をおいています。
日本は世界有数の地震国です。
世界の地震の約10%が、世界の面積の1%にもならないこの国に発生しているのです。
 
一般的住宅の木造建築物の計算は、その手法を学べば、誰でもできるレベルです。
それは構造計算ではなく、あくまで、手法に則った基準計算です。
建築構造の知識・見識がなくとも計算自体はできるのです。
 
だれでも出来るということは、そこに落とし穴が生れます。
手法に則って計算しただけの建物では、間取りや立面の計画において、力学的に成り立っていない場合もあるのです。
根本的力学性状を把握していないということは、こういうこともあり得るのです。

地震倒壊
地震倒壊

地震被害による参考写真 ※弊社の設計した物件ではありません

 
 
 

 JOアーキテクツでは、「構造一級建築士」による
 構造解析・構造計算を行います。

設計士とは、建築の総合的な視点からの構造計画をすべきです。
川の水が上から下へ流れるように、力(重力)も上から下へと流れます。
地震が起きれば、建物に横からの力が発生します。
その力を地盤にスムーズに流れるような構造計画が必要です。

構造一級建築士とは・・・ 
2005年に構造計算書偽造問題(耐震偽装問題)が発覚し、その事件を発端として作られた資格です。 
構造計算書偽造問題により、一定規模以上の建築物については、構造設計一級建築士を取得した者によって構造設計が行われなければ、建築の許可は下りないというように法改正されました。 
  
資格のレベルは、非常に高く、 一級建築士を取得してから5年の実務経験を積み、その間の構造設計の実績も審査され、法律的知識はもちろん、建築構造の力学的性状、見識、判断、考察および技術のノウハウ等、建築構造に関して幅広く、そして内容も深く求められます。 
確実な実務・実績経験のない者にとっては、かなり難しい資格です。 
一級建築士を取得し5年経験を積んだ建築士の集まりであるにも関わらず、その合格率は30%をきります。
まさに、建築構造力学・構造設計のスペシャリストと言えるでしょう。 

2段筋交い
擁壁設計
構造解析
構造解析

◎耐震壁となる2段筋交い

JO Architectsの標準仕様である2段筋交いです。
地震や風等による横からの力に対しては、斜め45度が有効です。
この強さは過去の実験でも実証済みです。

2m越えの擁壁設計

コンクリート打設前の擁壁です。
構造計算により安全性を確保しています。

杭と木造2階建ての解析

高台に建つ住宅の構造解析モデル。
上棟時の骨組みの写真です。
木造による2層目(2階の壁)をトラス構造として、1階は柱のない空間を実現させました。

高層ビルの構造解析

地下30m、地上9階建ての鉄骨造の構造解析を行ったものです。