敷地・周辺環境・法的規制の調査
本格的、設計業務に入ります。
一般的には、
- 条例や建築基準法からみた「規制・法規的観点」
- 道路の状況、電信柱の位置、下水などの「公共的観点」
といった調査です。
敷地・地盤調査について
- 業務的な敷地調査は、敷地に関る法規制や境界線などを確認する作業です。お施主様ご自身では難しいでしょうから、行政や関連機関での確認手続きを代行してもらうのが一般的です。(JO Architectsが代行いたします。)
- 地盤調査は土地の強度を確認する検査で、軟弱な地盤と判明したなら、その状態に応じて地盤改良や補強工事が必要です。
- 住宅瑕疵担保保険の地盤保証制度(任意)もあります。 品質の証として不同沈下による建物の損害を補償するシステムです。
JO Architectsの考え
JO Architectsでは、その敷地・周辺環境のもつ雰囲気をじっくり読みこみます。
・平野、山岳地、崖斜面などからみた「地形・地域的観点」
・陽当たり、風通しなどの「自然的観点」
・みえる風景や景色、みたくない場所や隠したい方向などの「視覚的観点」
・敷地のいちばん気持ちいい場所を見極める「感受的観点」
・車の駐車場や、玄関・勝手口からのアプローチ、植栽計画などの「外構的観点」
・隣地からの視線や、他人の通行などの「プライバシー的観点」
住まいがその土地に根ざす以上、いろいろな角度から敷地の調査をいたします。
基本設計・実施設計
【 平面図・立面図・断面図(基本設計) 】
ファースト・プランをもとに、お客様の要望に合うまで、提案を繰り返し、形にしていきます。平面図・立面図・断面図(1/100)の作成になります。ここで、プラン(間取り)や天井高さ、建物の形を決めます。
【 詳細設計 】
基本設計が決まりましたら、工事する職人に指示するための詳細な図面を作成します。
お客様には、キッチンの高さや、机の高さや階段の寸法などを確認していただくことと、外壁や内壁、床などの素材を決めていただきます。
ファーストプランの内容
- お客様の要望を実現する理想の間取り図を作成します。
- 要望が漠然としていても、敷地や周辺環境を活かした、生活しやすい家を提案します。
- 設計に力を入れてきたJO Architectsならではの、プランを提案します。
JO Architectsの提案
基本設計や詳細設計は、あまり気にすることもありません。
要は、どんどん詳細を詰めていくということです。
キッチンの高さや、キッチン引き出しの幅や深さ、棚の高さや幅、奥行などです。お気に入りの食器や本などが、入らなければ意味のないモノになってしまいますから。
家具は、生活しやすくするための機能であり、住まう人の居場所を作り出すモノです。
JO Architectsでは、生活のしやすいよう、詳細に家具の設計も行います。
本見積り提出
詳細図面が完成したら、見積りを行います。
業者からの見積内容が、適正価格なのか、設計図面と見積りの数量があっているかを、厳密にチェックします。
コストコントロール (VE計画) について
お客様の資金計画と見積金額とがかけ離れている場合、コストコントロール (VE計画) を行います。
設計や仕様(素材やグレード)の見直しなど、あらゆることを鑑みて、当初の資金計画の建築費用に近づけます。
VE計画とは
VEとは、バリュー・エンジニアリング(Value Engineering)の略で、価値工学とも訳されています。
「価値:Value」を、「機能:Function」「コスト:Cost」という視点からとらえ、「機能(Function)対 コスト(Cost)」の対比から「価値」を上げる提案を行うことを目的とすることです。
JO Architectsの考え
「坪単価○○万円」とその安さを売りにしている会社がありますが、それは広告用です。その価格では、まず家は建ちません。そのほとんどが、建物本体のみの坪単価で、敷地調査や地盤調査、カーテン・照明・エアコン・外構工事、役所に提出する書類の作成費用・諸経費などは含まれていないのです。
「この坪単価で、新居で生活するためのすべての予算が含まれていますか?」
と担当営業マンに聞いてみましょう。
結局、家の計画を進めていくにつれ、追加をせざるを得なく、倍近い坪単価になるはずです。
また、坪単価は、面積の考え方でも大きく変わります。建物の面積は、「延べ床面積」と「施工面積」とあり、算出方法が違います。ですから、面積の算出方法により、坪単価も安くみせることができるのです。
JO Architectsでは、新居を建て生活するための「総費用(本体工事費・別途工事費・諸費用)すべて」を含んだ見積りを提示します。